嫉妬心とともに
昨日、友人と会った。
お茶をして語らっていい時間を過ごせたと思った。
が、別れる前に彼女ができたという報告をされて、ショックを受けてしまった。また、その彼女とは共通の知り合いだった。
なんとなく、仲が良さそうでつきあっているかもなあと薄々思っていたが、本人から報告されて動揺した。
どうして、自分は動揺しているのだろう。
自分だけが取り残されたような気がしてしまったというのが一番近いようだ。いや、もしかしたらその友人を少し見下していたところがあるかもしれず、それがしっぺ返しされたように感じたのかもしれない。
しかし、彼には自分よりもたくさん友人がいるし、イベントを一緒にやっていても彼のほうが信頼を得ているようだ。
当然、そのような関係を得ていても不思議ではない。
自分がその差を感じることでショックを感じるという事自体が驚きだったかもしれない。あの告白を唐突にされたことが一夜明けてもリフレインする。
こんなことに自分が動揺して、心が乱れて、嫌な気持ちになるなんて、自分がそのようにあることが嫌なのかもしれない。嫉妬心がある。自分より他人が幸せになっていくのが許せないところがあるかもしれない。でも、自分はなんも努力もせず、休職して休んでいるだけだ。
嫉妬心を自分は持つべきではない、と考えていることに苦しみがあるのだろう。
できれば、あまりもう人と会いたくない。引きこもっていたい気持ちだ。
だが、引きこもっていてもしょうがないし、明日も明後日も人と会う予定がある。
自分が嫉妬心をもつということを受け入れていくしかない。
苦しみをこれ以上増やさないためには、その感情に一度ひたりきるしかない。
ちくしょう。
自分たちだけ幸せになりやがって。
俺はおいてけぼりか。
こそこそ隠れていちゃいちゃしやがって。
俺は祝福なんかしないぞ。